春日井市には素晴らしい企業があります。2017年12月に経済産業省(世耕弘成経済産業大臣)から地域経済発展の核として期待される「地域未来牽引企業」に株式会社東海メディカルプロダクツが選定されました。これを記念して新しい研究開発拠点としてイノベーションセンター「ミライ」を春日井市蓑町に開設され、その開設セレモニーが開催されたのです。
筒井宣政会長は、ご自身のお嬢様が心臓病を患ってみえたことから、手術に必要なカテーテルの研究を始めました。当時は日本製の物がなく海外の器材に頼っていたため、なんとか日本製を作りたいと研究を重ねました。少しずつ日本製が病院で取り入れられるようになり始めた頃、お嬢様は亡くなられてしまいます。でもお父様の努力をとても喜んでみえたそうです。
その後、医療系企業として発展し、大きな成果を遂げられ、現在も成長されている素晴らしい企業です。今回「地域未来牽引企業」に選定され、研究開発部門及び関連部門を集約させ、且つ最新の開発、製造技術設備、計測機器、消火機器を導入することで、緊密な情報交換の基で、商品開発を集約的に実行するイノベーションセンター「ミライ」が開設されました。
大村秀章愛知県知事はじめ伊藤太春日井市長、神田真秋元知事などご来賓の方はじめ多くの方々が招待され、私もその一人としてお招きを頂きました。筒井会長の「一人でも多くの生命を救いたい」という創業の精神は、筒井康弘社長に受け継がれ、これからも進化し続ける医療技術に対して、しっかりと貢献されるべく製品及びサービスを創造し続けていかれることでしょう。